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『ピープルアナリティクスの教科書』-データ活用で組織・人事の未来を変えていこう

目次

  1. データ活用で人事の悩みを解決へ!
  2. 本書が解決してくれる課題とは?
  3. こんな悩みを抱える人にオススメ!
  4. 本書の内容と魅力
  5. 読者の声をご紹介
  6. まとめ

『ピープルアナリティクスの教科書』-データ活用で組織・人事の未来を変えていこう

2024年10月23日水曜日

データ活用で人事の悩みを解決へ!

人事業務において、「社員のモチベーションをどうやって高めればいいのかわからない」「適切な人材配置ができているのか不安」「データを活用した人事戦略を立てたいけれど、何から始めればいいの?」といった悩みを抱えていませんか?そんなあなたにおすすめなのが、『ピープルアナリティクスの教科書』です。本書は、組織や人事データの実践的な活用法を学ぶことで、これらの悩みを解決へと導いてくれます。

本書が解決してくれる課題とは?

本書を読むことで、「社員の離職率が高い原因がわからない」「業務効率化を図りたいが、どこに問題があるのか見えてこない」といった課題を解決できるかもしれません。例えば、離職率が高い原因として、社員満足度の低下や業務負荷の偏りなどが考えられますが、具体的なデータがなければ対策を講じることは難しいものです。また、業務効率化の妨げとなっている要因を特定するには、各プロセスの時間や成果物をデータとして収集・分析する必要があります。
『ピープルアナリティクスの教科書』では、人事データの効果的な活用方法や分析テクニックを詳しく解説しています。これにより、課題の根本原因をデータで明らかにし、的確な対策を立てることが可能になります。

こんな悩みを抱える人にオススメ!

  • 社員のパフォーマンスを客観的に評価したい
  • 優秀な人材の定着率を上げたい
  • 組織全体の生産性を向上させたい
  • データ分析を人事業務に取り入れたいが、方法がわからない
例えば、「優秀な人材の定着率を上げたい」という悩みの背景には、離職理由の把握不足や職場環境の課題があるかもしれません。また、「データ分析を人事業務に取り入れたいが、方法がわからない」という悩みには、データリテラシーの不足や適切なツール・手法の選択に迷いがあることが考えられます。これらの悩みを解消する手助けとして、本書は非常に有用です。

本書の内容と魅力

『ピープルアナリティクスの教科書』は、以下の内容で構成されています。
  • 第1章 ピープルアナリティクスとは何か
    • HRテクノロジーの進化とピープルアナリティクス
    • 人事のデータ活用は5段階
    • 人事データの定義
    • ピープルアナリティクスが人事部門にもたらす効果
    • 日本企業における必要性、3つの理由
  • 第2章 人事データを活用する視点
    • 人事データ活用のための3つのポイント
    • 動的データの活用
    • データの標準化・連結化
    • 人事データの枠を超えるデータの活用
  • 第3章 人事システムの再構築
    • 人事システムの構築に影響するトレンド
    • 既存の人事システム構成が直面する課題
    • ピープルアナリティクスを実現する人事システム構成
    • データ品質管理の落とし穴
    • [Column]ピープルアナリティクスにおける個人情報保護
  • 第4章 分析テクニックとその活用法
    • 人事データの分析
    • 人事データの関係性分析
    • 統計・機械学習手法の活用
    • [Column]複雑な構造を考慮した分析例
    • データ分析における基本的な手順
    • テキストデータの分析手法
    • 相関と因果の違い
    • [Column]エビデンスの強さ
    • 簡単にできる分析の技法
    • 分析者としての心得
  • 第5章 データ分析の実務
    • ピープルアナリティクスの導入時に考えるべきこと
    • プロジェクト設計の実施手順
  • 第6章 運用の組織
    • 人材獲得・育成の考え方
    • 必要なスキル
    • 社内の意識改革
  • 第7章 これからのピープルアナリティクス
    • 4つの視点から考える
    • 将来に向けて今取り組むべきこと
  • 事例編
    • 【事例1】パナリット ー先進企業人事経験者が考える組織のグロースハック
    • 【事例2】セプテーニ・ホールディングス ーデータ活用は個人の成長のための一手段
    • 【事例3】サイバーエージェント ーマーケティングスキルを人事に活かす
    • 【事例4】パーソル ホールディングス ーデータ活用と人事のスタンダードにするために
    • 【事例5】日立製作所 ー生産性向上のためのピープルアナリティクス
    • 【事例6】ヒロテック ータレントマネジメントシステムの導入・活用
    • 【事例7】リコージャパン ー人事こそ実験しよう
    • 【事例8】DeNA ー3つのサーベイを活用した人事の実践
    • 【事例9】サトーホールディングス ー独自文化「三行提報」を育成につなげる
本書の魅力は、ピープルアナリティクスの基礎から実践までを網羅的に解説している点にあります。理論的な部分だけでなく、具体的な分析手法やシステム構築のポイント、さらに先進企業の事例も豊富に紹介されています。
特に、第4章の「分析テクニックとその活用法」では、統計・機械学習手法の活用やテキストデータの分析など、実務に直結する内容が充実しています。また、「事例編」では実際の企業がどのようにピープルアナリティクスを導入・活用しているかが詳細に語られており、現場での活用イメージを具体的に掴むことができます。

読者の声をご紹介

review
これからピープルアナリティクスに取り組もうとしている私にとって、まさに最適な一冊でした。構成がシンプルで、重要なポイントを繰り返し教えてくれるので、しっかり理解することができました。文章も平易でわかりやすく、読んでいるうちにデータを活用した人事戦略への道筋が見えてきました。
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review
人事データ活用の指南書として、本書から多くのことを学びました。データ活用の危険性やプロジェクトの進め方など、具体的な内容が豊富で全体像を把握するのに役立ちました。今後は、本書で得た知識を活かして、自社の人事データを効果的に分析し、組織の成長に貢献していきたいと思います。
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まとめ

いかがでしたでしょうか。『ピープルアナリティクスの教科書』は、人事データの活用に悩みを抱える方や、データドリブン型の人事戦略を目指す方にとって、心強い味方となる一冊です。本書を手に取ることで、組織と人材について深く理解し、効果的な施策を実現するための道筋が見えてくることでしょう。
データ活用の重要性が増す現代において、ピープルアナリティクスは人事部門の未来を切り拓く鍵となります。ぜひこの機会に『ピープルアナリティクスの教科書』を読んで、新たな一歩を踏み出してみましょう。
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